CryptoPhotoFOX #1
生まれながらに、おぼろげな体をしているフェネックギツネの子。
彼の名は「ノア」
この物語の主人公です。
ちょっぴり臆病だけれども
好奇心旺盛で、真っ直ぐな性格のノアは
小さな哲学者でもありました。
そんな彼は
「どうして林檎は赤いのだろう」と考え
「どうして自分の体はおぼろげなのだろう」と疑問に思いました。
それを友達言うと
「そんな難しいことを考えて、何になるの?」
と言われ
親戚のおじさんに相談をすると
「そんなことは大人になれば分かる!」
となぜか怒鳴られ…。
そんなノアはある朝、部屋の窓から覗ける
林檎の木をじっと見つめているうちに
なぜ林檎が赤いのかを発見してしまったのです!
そのことがとにかく
嬉しくて、嬉しくて
気がつくとノアは、林檎の木の下まで
一心不乱に駆け出していました。
しかし…
CryptoPhotoFOX #1 「どうして林檎は赤いのか」